図書室

第57回読書サロンが開催されました

3月2日(日)に第57回読書サロン(課題本を読んで感想を自由に話す集い)が開催されました。
課題本は「雪の花」、天然痘・種痘の話からコロナ禍を思い出し「未知のウィルスへの反応はいつも同じ」「問題があるにせよ証明されるまでは効果の方が高い」など、それぞれの立場からの意見が出ました。この本には、主人公が地元福井藩での種痘普及に苦労する様子が描かれていますが、一転藩主の勧めで一気に広がった描写に「日本人はトップダウン、お墨付きに弱い」という意見があり、日本人の気風は今も変わらないと感じました。コロナ禍を経験した私たちが、このような記録文学を読むことで、歴史が繰り返されていることに改めて気づき、向き合う機会になりました。

まちかどレポート